豚肉の部位とお料理
豚肉には、ビタミンB1が豊富です。ビタミンB1は水溶性ビタミンの仲間で、糖質のエネルギー代謝に大きく関わっています。
食肉の内臓、特にレバーにはビタミン類が豊富ですが、豚のレバーはその中でも含有量が豊富。特にビタミンAやビタミンB2は群を抜いて多い約120gで、1日の必要量を満たせます。
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ネック
- 首の部分。脂肪が多く、コリコリとした食感が特徴です。
- 焼肉(トントロ)
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かた(うで)
- 「かた」から「肩ロース」を除いた部位。肉厚で赤味が多く少し固めですが、味が濃くしっかりした旨味のある肉です。
- 煮込み料理・カレー・シチュー
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かたロース
- 赤味の中に脂肪が網目のように入り、豚肉らしい深い風味があります。ひき肉、角切り、薄切りなどで、幅広い料理に利用されます。
- とんかつ・ローストポーク・しゃぶしゃぶ
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ロース
- 肉のキメが細かく、適度に脂肪がある柔らかい部位。豚肉の中では最も高級な部分です。ふちの脂身の部分にも旨みが凝縮されています。
- とんかつ・豚しゃぶ・しょうが焼き・ロースハム
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ヒレ
- 1頭からわずか1kgしか取れない貴重な部位。脂肪分が少ないのに柔らかいのが特徴です。ビタミンB1が最も多く含まれています。
- とんかつ・ポークソテー・焼き豚
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ばら
- 赤身と脂肪の層が3段階位になっており、別称「三枚肉」とも呼ばれます。風味とコクがあり、ベーコンにも使用されます。
- 角煮・スペアリブ(骨付き)・酢豚
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もも
- 全体的に脂肪が少なく、さっぱりと食べられます。キメも細かく、ヒレに次いでビタミンB1を多く含んでいます。
- ローストポーク・焼き豚・ひき肉料理
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すね
- ももの中では最も運動量が多くキメが粗く硬いのが特徴。骨付きでも楽しめます。
- ひき肉・トンソク(骨付き)